介護の「等級」とは?介護度との違いとサービス内容をわかりやすく解説

介護の等級とは

介護保険に関わる中でよく耳にする「等級」という言葉。「介護度」との違いがわからないという方も多いのではないでしょうか?この記事では、介護における「等級(要介護度)」の意味や、どのように決まるのか、そして等級ごとに受けられるサービスの違いについてわかりやすく解説します。


介護の「等級」とは?介護度との違いを整理しよう

介護保険制度における「等級」=「要介護認定」のこと?

介護保険制度では、介護の必要性の程度を判断するために「要介護認定」が行われます。この認定結果として示されるのが「等級」、つまり「要支援1・2」「要介護1~5」という区分です。

「等級」という言葉は、法律上の正式な用語ではありませんが、実際には「介護度」「要介護度」と同じ意味で使われることが多く、特に一般の方の間では混同されやすい言葉です。

「等級」と「介護度」は同じ?それとも違うの?

結論から言うと、「等級」「介護度」は実質的に同義です。どちらも要介護認定の結果として定められる区分を指し、介護保険サービスを受ける上での基準になります。

ただし、「等級」はより一般的な言い回しであり、「介護度」は介護・医療関係者の間で多く使われる専門用語といえます。

要支援と要介護の違いと分類

  • 要支援1・2:日常生活はある程度自立しているが、部分的に介助が必要な状態。
  • 要介護1〜5:日常生活に介助が必要で、数字が大きいほど介護の手間が大きくなる状態。

この区分によって利用できるサービスの内容や支給限度額が異なってきます。


介護の等級(要介護度)によって受けられるサービス内容の違い

要支援1・2の人が使える主なサービス

  • 介護予防サービス(訪問型サービス、通所型サービスなど)
  • ケアマネジャーによるケアプラン作成
  • 福祉用具の貸与(対象品目に制限あり)

要支援の段階では、できるだけ自立を保ち、要介護状態への進行を防ぐための支援が中心となります。

要介護1〜5の人が利用できるサービス一覧

  • 訪問介護(ヘルパー)
  • 通所介護(デイサービス)
  • 短期入所生活介護(ショートステイ)
  • 特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などの施設サービス

等級が高くなるほど、利用できるサービス量も増加し、介護保険の給付額も大きくなります。

訪問介護・通所介護・施設サービスの具体例

例えば、要介護1であれば週に数回のデイサービスや訪問介護を利用できますが、要介護5になると施設への入所や1日中の介護支援が必要になるケースもあります。

区分状態の目安主なサービス例
要支援1自立はしているが軽度の支援が必要介護予防訪問・通所サービス(週1回程度)、生活援助
要支援2一部介助が必要。継続的な支援が必要な状態ケアプラン作成、介護予防訪問・通所サービス(週2回以上)、福祉用具貸与(手すりなど)
要介護1部分的な介助が必要訪問介護、通所介護(デイサービス)
要介護2日常生活での介助が多く必要デイサービス、ショートステイ、福祉用具の利用拡大
要介護3常時の介護が必要な状態施設入所の検討、リフト使用、訪問入浴サービス
要介護4身体介護がほぼ常時必要特養など施設中心の介護、頻回な訪問・通所支援
要介護5常時全介助が必要で、意思疎通が困難な場合も介護老人福祉施設での生活、24時間介護支援

介護の等級(要介護度)の決まり方と見直し方法

介護認定の流れ:申請から認定まで

  1. 市区町村の窓口で要介護認定の申請
  2. 認定調査(自宅訪問など)
  3. 主治医意見書の作成
  4. 介護認定審査会による判定
  5. 認定結果の通知(等級の決定)

等級の変更・更新はどうすればいい?

要介護認定は基本的に6ヶ月ごとに見直しがあります。また、状態の変化があれば途中で変更申請(区分変更)を行うことも可能です。

認定調査で注意すべきポイントとコツ

  • 日常生活の困難さを正直に伝えること
  • 家族が補っている部分も申告対象に含める
  • 一時的な回復を「普段の様子」と誤解されないよう説明する

まとめ

介護保険における「等級(要介護度)」は、介護サービスを受ける上でとても重要な基準です。等級によって使えるサービスが異なるため、自分や家族の状態に応じた適切な認定を受けることが大切です。

不明な点があれば、市区町村の介護保険課やケアマネジャーに相談しましょう。

Q1. 介護の等級とは具体的に何を指しますか?

A. 「介護の等級」とは、要介護認定における区分(要支援1・2、要介護1〜5)を指し、介護サービスの利用範囲を決める重要な基準です。

Q2. 介護度と等級に違いはありますか?

A. 実質的に同じ意味です。「等級」は一般的な表現、「介護度」は専門用語に近い位置付けです。

Q3. 等級によってどんなサービスが受けられますか?

A. 等級が高いほど利用できるサービスや支給限度額が増えます。たとえば、要介護5なら施設入所も可能になる場合があります。

Q4. 介護等級の見直しはどうやって行うのですか?

A. 原則6カ月ごとの更新に加え、体調の変化があれば市区町村に区分変更申請を出すことができます。

この記事の著者

一般社団法人あいえんロゴ
一般社団法人あいえん
長野県上伊那郡を中心に、終活・身元保証・葬送支援を行っています。
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