要介護4とは?状態の目安・要介護3との違い・在宅介護・施設選びを解説

上伊那の介護・暮らしの基礎知識

要介護4とは?
状態の目安・要介護3との違い・在宅介護・施設選びを解説

日常生活の多くで全面的な介助が必要になり、医療との連携も重要になる要介護4。本人の安楽と尊厳を守りながら、家族だけに負担を集中させない生活の整え方を解説します。

要介護4とは、立ち上がり、移乗、排せつ、入浴、着替えなど、日常生活の大部分で介護なしに動作を完了することが難しくなりやすい状態です。また、寝て過ごす時間が長い人や、認知症によって意思疎通が難しい人もいます。

ただし、要介護4だから必ず寝たきりとは限りません。たとえば、介助を受ければ車いすで離床できる人、会話や食事の一部を自分で行える人もいます。つまり、認定区分だけで本人のできることを決めつけない視点が必要です。

そこでこの記事では、制度上の基準、要介護3との違い、生活場面ごとの介助、在宅介護を続ける条件、利用できるサービスと費用、福祉用具、施設選び、家族の負担軽減策まで分かりやすく整理します。

要介護4とはどのような状態?

まず、要介護4は、要介護3よりも動作能力が低下し、介護なしに日常生活を送ることが難しくなりやすい区分です。具体的には、寝返りや起き上がり、ベッドから車いすへの移乗、排せつ、入浴などに全面的な介助が必要になる場合があります。

要介護4

制度上の要介護認定等基準時間:90分以上110分未満

なお、この時間は家族の実際の介護時間ではありません。認定調査の結果から、介護に必要な手間を統計的に推計した指標です。

また、認定では身体介助だけでなく、掃除や洗濯などの間接生活介助、認知症に伴う行動への対応、機能訓練、医療に関する手助けも考慮されます。さらに、一次判定に特記事項や主治医意見書を加え、介護認定審査会が総合的に判断します。

基準時間はサービスの利用時間ではありません。要介護4だから毎日決まった時間の訪問介護を受けられるという意味ではなく、実際のサービスはケアプランと支給限度額に基づいて決まります。

要介護4でも残っている力を活かす

一方で、介助を受けながら自分で食べる、簡単な意思を伝える、ベッド上で身体を動かすなど、本人に残っている力はさまざまです。そのため、安全を確保しながら、できる部分まで介護者が奪わないことが大切です。

たとえば、起き上がりは介助しても、座った姿勢を保つ間は見守る方法があります。また、服を選ぶ、食べたい物を伝えるなど、身体動作以外の自己決定も尊重します。

要介護3と要介護4の違い

要介護3との違いは、特定の動作一つでは決まりません。つまり、身体を支える程度、介助が必要な回数、寝ている時間、認知症への対応、医療的な観察などを含む介護の総量で判断されます。

比較する場面要介護3でみられやすい状態要介護4でみられやすい状態
寝返り・起き上がり支えがあれば自分の力も使える場合がある身体の向きを変えるところから介助が必要になりやすい
移乗・移動車いすへの移乗で一部の動作ができることがある介護者や福祉用具による全面的な移乗介助が必要な場合が多い
排せつトイレ移乗や清潔保持まで一連の介助が必要ベッド上の排せつ介助やおむつ交換が中心になる場合がある
食事姿勢や食具を整えれば自分で食べられる人もいる食事動作、姿勢保持、飲み込みの観察が必要になりやすい
意思疎通説明を理解し、希望を伝えられる場合がある言葉での理解や意思表示が難しくなる人もいる
介護者の負担日中と夜間に複数回の身体介助が必要常時に近い見守りと、昼夜を通じた全面介助が必要になりやすい

ただし、この表は一般的な傾向です。たとえば、身体機能が大きく低下していても認知機能が保たれている人がいます。一方で、身体を動かせても認知症への対応に多くの手間がかかる人もいます。

認定調査では夜間を含む介助を伝える

まず、寝返り、排せつ、姿勢調整、食事介助などを、誰がどの時間帯に行っているか記録します。さらに、むせた回数、皮膚の赤み、介助拒否、夜間に起きる回数なども残すと、普段の状態を伝えやすくなります。

また、本人が調査日に「できます」と答えても、実際には家族が身体を支えていることがあります。そのため、最も調子のよい日の様子だけでなく、日常的に必要な介助を具体的に説明しましょう。

生活場面別にみる要介護4の介助

要介護4では、一つの動作を最初から最後まで支える場面が増えます。しかし、介助量が多いほど、本人の苦痛、皮膚状態、呼吸、表情などを丁寧に観察する必要があります。

要介護4の高齢者がベッドから車いすへ安全に移乗するための介助を受ける様子
移乗介助は力任せに行わず、福祉用具と専門職の助言を活用しましょう。
寝返り・起き上がり

同じ姿勢が続くと、痛みや褥瘡の原因になります。そのため、本人の状態に合わせて体位を調整し、特殊寝台や体位変換器も活用します。

移乗・離床

抱え上げる介助は、本人にも介護者にも危険です。そこで、移動用リフトやスライディングボードなどを検討し、専門職から安全な方法を学びます。

排せつ

おむつ交換では、排せつ量だけでなく、便秘、下痢、尿の色、皮膚のただれを確認します。また、羞恥心に配慮し、声かけや露出を減らす工夫も大切です。

食事・清潔・意思疎通を支える

食事と水分

まず、安定した姿勢を整えます。さらに、むせ、声の変化、食後の咳、発熱などがあれば、医師や看護師、言語聴覚士などへ相談します。

入浴・清潔保持

浴室での介助が難しいときは、訪問入浴や通所サービスを利用します。一方で、清拭、口腔ケア、陰部洗浄、着替えを組み合わせる方法もあります。

意思疎通

言葉で伝えにくくても、表情、視線、手の動き、声の調子に意思が表れることがあります。そのため、急がせず、返答を待つ時間をつくります。

医療との連携が重要になる

要介護4では、褥瘡、誤嚥、脱水、便秘、感染症、拘縮などに注意が必要な人もいます。そこで、訪問看護や主治医と連携し、「普段と違う状態」を早く共有できる仕組みを整えます。

具体的には、体温、食事量、水分量、排せつ、皮膚、呼吸、眠りを簡潔に記録します。ただし、測定項目を増やしすぎると家族の負担になるため、専門職と相談して必要な項目に絞りましょう。

寝たきりと褥瘡を防ぐためにできること

寝て過ごす時間が長くなると、筋力低下、関節の拘縮、便秘、食欲低下などが起こりやすくなります。また、同じ部分に圧力がかかり続けると褥瘡の危険が高まります。

離床は本人の体調に合わせる

まず、離床とは無理に長時間座らせることではありません。たとえば、食事の時間だけ車いすへ移る、ベッドの背を起こして外を見るなど、本人の体調に合わせて段階的に行います。

一方で、発熱、強い痛み、呼吸苦があるときは無理をしません。理学療法士や作業療法士、看護師に姿勢や時間の目安を確認します。

皮膚の赤みを放置しない

褥瘡は、赤み、小さな傷、水ぶくれから始まることがあります。そのため、おむつ交換や着替えの際に、仙骨、かかと、肩甲骨、耳などを確認します。

ただし、赤い部分を強くもむことは避けます。赤みが消えない、皮膚が破れている、熱や腫れがある場合は、訪問看護や医療機関へ相談してください。

食事と誤嚥への注意点

要介護4でも、自分で食べられる人はいます。しかし、姿勢を保てない、飲み込みが遅い、疲れて途中で食べられなくなるなど、食事中の危険が増える場合があります。

むせないから安全とは限らない

まず、食事中に強くむせる場合は分かりやすい変化です。一方で、むせが目立たなくても、食後に声が濁る、痰が増える、微熱が続く、食事量が減るといった変化がみられる場合があります。

そこで、食形態やとろみを自己判断だけで変更せず、主治医、歯科医師、看護師、管理栄養士、言語聴覚士などへ相談します。また、口腔内を清潔に保つことも重要です。

本人の楽しみを残す

食事は栄養を取るだけでなく、生活の楽しみでもあります。そのため、安全性を確認しながら、好み、香り、温度、見た目を大切にします。

なお、食べる量が減ったときは、単に介助を増やす前に、痛み、便秘、口内炎、入れ歯、薬の影響、気分の落ち込みなども確認します。

要介護4で一人暮らしは可能?

要介護4の一人暮らしは不可能と決まっているわけではありません。ただし、全面的な身体介助が必要な場合、訪問のない時間を安全に過ごすことが難しくなります。

24時間を通した支援体制が必要

  • 朝・昼・夕・夜間の排せつ、食事、服薬、体位変換を支援できる
  • 本人が緊急連絡できない場合も、異常を把握できる仕組みがある
  • 停電時にも福祉用具や医療機器へ対応できる
  • 訪問介護、訪問看護、定期巡回などの間に危険な空白がない
  • 急変、転倒、災害時に駆けつける人と連絡手順が決まっている
  • 本人の意思を代わりに伝えられる家族や支援者がいる

つまり、日中のサービスだけでなく、夜間と緊急時を含めて考える必要があります。また、地域に必要な事業所があるか、サービスを組み合わせた費用が継続可能かも確認します。

自宅への希望と安全を一緒に考える

本人が自宅を望んでいる場合は、その理由を聞き取ります。たとえば、家族との時間、慣れた景色、仏壇、ペット、生活習慣を大切にしたい気持ちがあります。

ただし、家族一人の無理で自宅生活を支える状態は長続きしません。短期入所を定期利用する、夜間対応を加える、施設へ申し込みながら在宅を続けるなど、複数の選択肢を並行して準備します。

要介護4で利用できる主な介護保険サービス

在宅生活では、生活介助、医療的な観察、入浴、福祉用具、家族の休息を組み合わせます。そこで、ケアマネジャーへ最も負担が大きい時間帯を伝え、優先順位を決めます。

在宅生活を支えるサービス一覧

サービス主な内容要介護4での活用例
訪問介護ホームヘルパーが身体介護や生活援助を行う排せつ、食事、清拭、着替え、就寝前の介助
訪問看護看護師などが療養上の世話や医療的支援を行う褥瘡、服薬、呼吸、栄養、医療処置の確認
訪問入浴浴槽を自宅へ持ち込み、入浴を支援する通所や家庭の浴室での入浴が難しい場合
通所介護日帰りで食事、入浴、機能訓練などを提供する離床、入浴、社会交流、家族の休息
短期入所施設へ短期間宿泊し、介護や生活支援を受ける介護者の休息、緊急時、施設生活の体験
定期巡回・随時対応短時間の定期訪問と随時対応を組み合わせる朝夕、夜間を含む複数回の介助
看護小規模多機能通い、泊まり、訪問介護、訪問看護を組み合わせる医療と介護の両方が必要な在宅生活
福祉用具貸与状態と住環境に適合する用具を借りる特殊寝台、床ずれ防止用具、移動用リフトなど

ただし、地域によって提供事業所や空き状況が異なります。また、医療的な処置がある場合は、受入条件の確認が必要です。そのため、希望する生活と現在の医療情報を早めに共有しましょう。

要介護4の支給限度額と自己負担

まず、要介護4の区分支給限度基準額は30,938単位です。標準的な金額換算では、1か月309,380円となります。

居宅サービスの利用限度額

要介護4・1か月あたりの標準的な金額換算

309,380円30,938単位

限度額の範囲内では、自己負担は原則1割です。ただし、一定以上の所得がある人は2割または3割になります。たとえば、限度額いっぱいまで利用した場合の目安は、1割負担なら約30,938円、2割なら約61,876円、3割なら約92,814円です。

実際の支払額は、地域区分、サービス単価、利用時間、加算によって変わります。また、食費、宿泊費、日用品費、介護保険外サービスは別途必要です。限度額を超えた分は原則として全額自己負担です。

在宅と施設の費用は同じ条件で比べる

在宅介護では、介護保険の自己負担に加え、おむつ、配食、光熱費、保険外支援などがかかります。一方で、施設では居住費、食費、日常生活費、医療費、理美容代などが必要です。

そこで、月額の表示だけを比べず、追加費用を含む総額を確認します。なお、所得や資産の状況によって、負担限度額認定や高額介護サービス費を利用できる場合があります。

要介護4のケアプラン例

必要な支援は、本人の身体状態、医療処置、家族構成、住環境によって変わります。そのため、次の例をそのまま当てはめず、生活上の優先課題を整理する参考にしてください。

例1:家族と同居し、日中も全面介助が必要

朝夕の訪問介護で排せつ、着替え、食事を支えます。また、訪問看護が皮膚や全身状態を確認します。日中はデイサービスや訪問入浴を利用し、家族がまとまって休めるよう定期的に短期入所を組み込みます。

例2:医療的な観察を受けながら自宅で暮らす

訪問診療と訪問看護を中心に、訪問介護、福祉用具、薬局を連携させます。さらに、発熱、呼吸、食事量、皮膚など、連絡すべき変化の基準を家族と共有します。

例3:施設入所を待ちながら在宅介護を続ける

ショートステイを定期利用し、本人が施設環境に慣れる機会をつくります。一方で、家族の介護が限界になる前に緊急受入れの相談先を決め、申込施設へ状態変化を伝えます。

また、計画を作った後は、本人の苦痛、食事量、皮膚、睡眠、家族の休息を振り返ります。うまくいかない部分は我慢せず、ケアマネジャーと見直しましょう。

要介護4で検討する福祉用具

要介護4では、特殊寝台、床ずれ防止用具、体位変換器、車いす、移動用リフトなどが候補になります。また、自動排泄処理装置も、要介護4・5では保険給付の検討対象となります。

特殊寝台・付属品

高さや背上げを調整し、介助と本人の姿勢を支えます。ただし、柵の配置による挟み込みや転落に注意します。

床ずれ防止用具

身体にかかる圧力を分散します。一方で、用具だけに頼らず、皮膚観察や栄養、体位調整も必要です。

移動用リフト

本人を抱え上げずに移乗する方法を支えます。そのため、介護者の腰痛予防にもつながります。

自動排泄処理装置は専門職と検討する

自動排泄処理装置は、排せつ物を自動的に吸引する用具です。しかし、要介護4であれば誰にでも適しているわけではありません。具体的には、本人の皮膚状態、排せつ状況、理解、介助者の管理方法を確認する必要があります。

そこで、ケアマネジャーや福祉用具専門相談員、看護師などと相談し、試用や定期点検を含めて検討します。また、交換可能部品などは購入扱いになる場合があるため、費用も確認してください。

在宅介護と施設入所をどう選ぶ?

要介護4でも在宅生活を続ける人はいます。一方で、介護量や医療的な必要性が高く、施設のほうが本人と家族の安全を保ちやすい場合もあります。

要介護4の今後の暮らしについて家族が専門職へ相談する様子
在宅か施設かを急いで決めず、本人の希望と家族の負担を一緒に整理します。

在宅生活を続けやすい条件

  • 必要な訪問介護・訪問看護・短期入所を利用できる
  • 夜間の排せつや体位変換を家族だけに集中させていない
  • 福祉用具を設置し、安全に介助できる空間がある
  • 急変時の医療機関と連絡手順が決まっている
  • 介護者が定期的に休み、睡眠を取れる
  • 本人の希望と家族の希望を話し合えている

施設を具体的に考えたいサイン

たとえば、夜間介護で家族が眠れない、二人でなければ移乗できない、医療処置への不安が強い、介護者が病気になった、必要なサービスを地域で確保できない場合です。また、本人が自宅で強い不安や苦痛を感じている場合も見直しが必要です。

ただし、施設を検討することは、すぐ入所を決めることではありません。まず、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、介護医療院などの特徴を確認します。さらに、短期入所や見学を通じて本人との相性をみます。

施設見学で確認したい項目

  • 現在の医療処置、食事形態、褥瘡への対応
  • 夜間の職員体制と緊急搬送時の連絡方法
  • 離床、入浴、口腔ケア、リハビリの内容
  • 毎月の基本料金と追加費用
  • 看取りの方針と家族が関われる範囲
  • 状態変化による退去条件や転院の考え方

本人の希望と看取りについて話し合う

要介護4になったから、すぐ看取りの話をしなければならないわけではありません。しかし、本人が意思を伝えられるうちに、どこで過ごしたいか、何を大切にしたいかを少しずつ確認しておくと安心です。

医療の選択だけが話し合いではない

たとえば、好きな音楽、食べたい物、会いたい人、落ち着く場所、家族にしてほしいことも大切な希望です。また、本人が話したくないときは無理に結論を求めません。

さらに、本人の希望は変わることがあります。そのため、一度決めた内容を固定せず、体調や気持ちの変化に合わせて繰り返し確認します。

急変時の連絡方法を共有する

まず、主治医、訪問看護、ケアマネジャー、救急要請の判断について確認します。具体的には、夜間に誰へ連絡するか、救急搬送時に必要な書類、服薬一覧、家族の連絡順を一か所にまとめます。

なお、医療の判断は医師などの専門職へ相談してください。家族だけで判断を抱え込まない体制をつくることが大切です。

家族の介護負担を軽くする方法

要介護4では、介護者が一日中気を抜けない状態になりやすくなります。そのため、本人のケアと同じように、家族が休める時間を計画します。

  1. 夜間の介助回数と家族の睡眠時間を1週間記録する
  2. 抱え上げる移乗をやめ、福祉用具と介助方法を見直す
  3. ショートステイを緊急時だけでなく定期的に利用する
  4. 通院、手続き、買い物など身体介護以外の役割も分担する
  5. 介護者が倒れた場合の受入先と連絡先を決める

また、不眠、腰痛、食欲低下、強い焦り、仕事への大きな影響がある場合は、すでに支援を増やす時期です。そこで、ケアマネジャーへ本人の状態だけでなく、家族の体調も具体的に伝えます。

要介護5への変化や区分変更を考えるとき

要介護4から要介護5へ自動的に変わる時期はありません。ただし、食事、意思疎通、寝返りなどの介助量が増え、現在のサービスでは生活を支えられない場合は、区分変更を相談できます。

見直しにつながる変化

  • 寝返りや姿勢保持を自分で行うことが難しくなった
  • 食事や水分の摂取に全面的な介助が必要になった
  • 意思疎通がさらに難しくなり、体調変化を伝えられない
  • 医療的な処置や全身状態の観察が増えた
  • 家族の介助だけでは昼夜の安全を保てなくなった

一方で、治療、栄養、リハビリ、福祉用具によって動作が安定する人もいます。つまり、区分を上げること自体ではなく、本人と家族に必要な支援を確保することが目的です。

介護保険外の支援を組み合わせる

まず、介護保険はケアプランに位置づけられた必要な支援を提供する制度です。そのため、長時間の受診同行、院内での待機、日常的ではない外出、本人以外のための家事などは対象外になる場合があります。

また、要介護4では身体介助が必要なことが多いため、保険外サービスを選ぶ際は、対応可能な介助、車いす、移動手段、医療機器、緊急時対応を確認します。

あいえんが上伊那でお手伝いできること

一般社団法人あいえんでは、箕輪町・伊那市・南箕輪村・辰野町・駒ヶ根市・宮田村・飯島町・中川村を中心に、介護保険だけでは補いにくい生活支援をご相談いただけます。

具体的には、病院受診の付き添い、買い物、行政・郵便局での手続き、入退院時の付き添いなどです。なお、身体介護およびタクシーとしての送迎は行っていません。また、要介護4の方は身体介助が必要な場合が多いため、状態と希望する支援を伺い、対応可能な範囲をご案内します。

要介護4に関するよくある質問

自宅での生活は要介護4でも続けられますか?

暮らしている人はいます。ただし、訪問介護、訪問看護、福祉用具、短期入所などを組み合わせ、夜間と緊急時も含めた体制が必要です。家族が継続して休めるかも確認します。

必ず寝たきりになるのでしょうか?

必ずしも寝たきりではありません。介助を受けて車いすへ移る人や、自分で食事の一部を行う人もいます。本人に残っている力は一人ひとり異なります。

一人暮らしを続けることは可能ですか?

不可能とは限りませんが、全面介助が必要な場合は難しくなります。訪問のない時間、夜間、緊急時を安全に過ごせるか、地域のサービスと費用を含めて検討してください。

費用・施設・福祉用具についての質問

居宅サービスの限度額はいくらですか?

標準的な金額換算では月309,380円です。限度額内の自己負担は原則1割、一定以上所得者は2割または3割です。食費、宿泊費、日用品費などは別途必要です。

特別養護老人ホームへ入れますか?

要介護4は新規入所の対象です。ただし、申込み後すぐ入所できるとは限りません。本人の状態、介護者の状況、在宅生活の困難さ、施設の空き状況などで判断されます。

自動排泄処理装置は利用できますか?

要介護4・5では保険給付の検討対象です。ただし、本人の状態や必要性に合うとは限りません。ケアマネジャーや福祉用具専門相談員などと相談してください。

要介護4の生活を整える順番

何から始めるか迷うときは、次の順番で整理します。

  1. 本人の苦痛と、家族が行っている介助を時間帯ごとに書き出す
  2. 誤嚥、褥瘡、転倒、脱水、夜間介護など、安全に関わる課題を優先する
  3. 訪問介護・訪問看護・福祉用具で家族の介助を減らす
  4. ショートステイや施設見学で、今後の選択肢を準備する
  5. 本人の希望、急変時の連絡、家族の役割を共有する

つまり、本人の安全だけでなく、介護者の睡眠と健康も同時に整えることが重要です。また、在宅と施設を二者択一にせず、状態に応じて行き来できる準備を進めます。

まとめ|要介護4は医療・介護・家族の連携が重要

要介護4とは、日常生活の大部分で全面的な介助が必要になりやすい区分です。しかし、本人に残っている力や希望は一人ひとり違います。そのため、安楽と安全を守りながら、できることと自己決定を尊重します。

在宅生活では、訪問介護、訪問看護、訪問入浴、福祉用具、短期入所などを組み合わせます。また、褥瘡、誤嚥、脱水、感染症への観察と、家族が休める時間も欠かせません。

一方で、施設を検討することも、本人と家族を守るための大切な選択肢です。まず、ケアマネジャー、主治医、市町村、施設へ早めに相談し、在宅と施設の両方を比較できる状態をつくりましょう。

上伊那8市町村を中心に対応

介護保険だけでは足りない生活支援もご相談ください

通院の付き添い、買い物、行政・郵便局での手続き、入退院時の付き添いなど、ご本人とご家族の状況に合わせて対応を検討します。まずは無料相談でお困りごとをお聞かせください。

相談受付:9:00〜18:00

参考資料・ご注意

本記事は2026年8月24日時点の公表情報をもとにした一般的な解説です。認定結果、給付対象、料金、サービス提供状況は本人の状態や自治体、事業所によって異なります。個別の判断は市町村、担当ケアマネジャー、医療・介護の専門職へご確認ください。

この記事の著者

一般社団法人あいえんロゴ
一般社団法人あいえん
長野県上伊那郡を中心に、終活・身元保証・葬送支援を行っています。
▶ 著者プロフィールを見る

フォローしてね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です