「年賀状じまい」という新たな終活!賢い決断

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年賀状の歴史と変遷

日本における年賀状の文化は、平安時代にまで遡ります。当時は、貴族が年始の挨拶を文書で交わす風習がありました。これが年賀状の原型とされています。しかし、庶民に広がったのは明治時代に入ってからのことです。

明治6年(1873年)に郵便はがきが発行され、年賀状が手軽に送れるようになりました。さらに、郵便局が年賀郵便の特別扱いを始めたことで、年末に投函すれば元日に届く仕組みが確立され、一気に普及しました。昭和に入ると、カラー印刷や干支デザインの年賀状が登場。1990年代にはピークを迎えました。

しかし、近年ではインターネットやスマートフォンの普及により、年賀状の発行枚数は減少しています。総務省の統計によると、2003年には約44億枚発行されていた年賀はがきが、2023年には約10億枚程度にまで減少しました。この背景には、高齢化や価値観の変化が大きく影響しています。

年賀状じまいとは?

「年賀状じまい」とは、これまで続けてきた年賀状のやり取りをやめることを意味します。終活の一環として、自らの意思で「今年を最後に年賀状のやり取りを終了します。」と相手に伝えるケースが増えています。これは、年賀状文化の衰退というよりも、人生の整理の一つとしての前向きな決断といえるでしょう。

年賀状じまいをする理由は様々ですが、主に以下のようなものが挙げられます。

1.による高齢者負担の軽減

年賀状を書くのは意外と大変な作業です。住所録の管理、手書きのメッセージ、郵便局への持ち込みなど、高齢になると負担に感じることもあります。視力が低下したり、手が震えてうまく書けないなどの理由もあります。

2.デジタル化の進展

メールやLINE、SNSなどで新年の挨拶を簡単に送ることができるようになりました。年賀状の役割が薄れてきました。年賀状が必要ないと思う方も増えました。

3.環境への配慮

年賀状のために大量の紙を消費することが、環境負荷の面で気になるという声もあります。SDGsの意識が高まる中、ペーパーレス化を進む流れに共感し、年賀状じまいを決める人も増えました。

4.人間関係の整理

終活では、不要なものを整理することが大切です。年賀状だけでつながっている関係が本当に必要なのか、見直すきっかけになります。特に、長年会っていない人とのやり取りは今後の人生において、どのように関わるのかを考える機会になります。

年賀状じまいの決定フロー

年賀状じまいの上手な伝え方

年賀状じまいを決めたら、相手に失礼のないように伝えることが大切です。以下のような文面が参考にしてみてください。

例1(シンプルな伝え方)
「長年にわたり、温かい年賀状をありがとうございました。高齢になり、年賀状のやり取りを今年で最後にさせていただくことにしました。これからも変わらぬお付き合いをお願いいたします。」

例文2(丁寧な伝え方)
「寒さ厳しいしき折、いかがお過ごしでしょうか。長年、心温まる年賀状を大切にし、心より感謝申し上げます。年齢を初め、年賀状の準備が難しくなってまいりました。誠に勝手ながら、本年をもって年賀状のご挨拶を控えさせていただくことにしました。今後も変わらねご厚誼を賜りますようお願い申し上げます」

このようなメッセージを年賀状に添えれば、相手も気持ちよく理解していただけます。

年賀状じまいの『まとめ』

年賀状じまいは、初期習慣の終了ではなく、終活の覚悟としての人生の整理でもあります。時代の変化に合わせて、無理なく負荷を減らしましょう。必要な人とのつながりを大切にすることが大事です。

少し寂しい部分もありますが…

もし、年賀状じまいを考えているなら、今年がそのタイミングかもしれません。 大切な人に感謝の気持ちを伝えながら、新しい形でのつながりを考えてみてはいかがでしょうか。

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